理工学部理工学科機械システム専攻 櫻田武准教授(専門分野:ニューロリハビリテーション)は、科研費(KAKENHI)により実施されている最先端の研究に触れてもらうプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス ~ようこそ大学の研究室へ~ KAKENHI」として、高校生を対象とした "筋信号で制御するIoTロボットカー製作から学ぶヒト神経系とその工学的応用" を開催しました。
本プログラムでは、脳や筋肉によって体を動かす仕組みを学びながら、普段あまりに身近に触れることのできない生体信号(筋肉の信号:筋電図)を観察する取り組みを行いました。さらに、その筋電図を用いて操作するIoT型のロボットカー製作も行い、ものづくりを通して最新の技術や知識に触れる内容となりました。
実習の最後には、参加者が一人1台製作したロボットカーを使って競技会を開催し、巧みに自身の筋電図を操りながら障害物のあるコースを全員ゴールさせられました。参加した高校生は、本プログラムをサポートしてくれた大学生ともたくさん交流し楽しく1日を終えることができました。
*本プログラムは、JSPS 科研費 JP24HT0063 の助成を受けたものです。
■櫻田先生からのコメント
本プログラム当日では、参加した高校生全員が真剣に座学・実習に取り組み、最終的に無事ロボットカー競技会を行うことができました。非常に興味を持ちながら楽しんでくれていたのが印象的でした。脳や筋肉の仕組みを勉強する機会は普段なかなかなかったと思いますが、本プログラムを経験して少しでも生体に関わる分野に興味を持ってもらえたら何よりです。近年では、脳などの仕組みに関して明らかとなった知見を工学応用する「ブレインテック」や「ニューロテック」と呼ばれる技術が大変着目されています。たくさんの高校生が将来このような分野を盛り上げてくれることを期待しています。
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