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「スペイン語演習コミュニケーションV」の授業でグアダラハラ大学と共同オンライン学習セッションを開催しました

2025年07月30日

PICK UP!

7月17日に、「スペイン語演習コミュニケーションV」(担当教員:菱山アディエネ講師)の授業において、グアダラハラ大学(成蹊大学の留学協定校)と共同オンライン学習セッションを初の試みとして実施し、学生たちがスピーチ発表を行いました。

この授業は、スペイン語圏の国々に対する関心を深めるとともに、幅広い話題に対応できるスペイン語運用能力を身につけることを目標とし、文法事項の理解を深め、文書作成・プレゼンテーションにも力を入れています。2年次以降が履修できる授業で、スペイン語修得に意欲を燃やす少数精鋭の学生が履修します。

授業では、学生自身がプレゼンテーションのテーマ・文章を考え、スペイン語で発表します。今年度は、「学生生活」に関するテーマで 6作品を発表しました。

▶発表内容(スペイン語版・日本語版)はこちら

テーマ①‐③

テーマ④‐⑥

オンラインセッションの様子

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セッションで広がるグローバルな視野

7月17日の最終授業では、初の試みとして、成蹊大学の協定留学校であるグアダラハラ大学(メキシコ)との共同オンライン学習(COIL: Collaborative Online International Learning)セッションを実施しました。
このセッションでは、グアダラハラ大学から日本語を学ぶ学生2名が日本語で発表し、成蹊大学からスペイン語を学ぶ学生2名がスペイン語で発表するというもの。学習歴が1~2年にも関わらず、プレゼンテーションだけでなく質問も発表言語で行ない、レベルの高いセッションとなりました。
最初は緊張していた様子の学生たちでしたが、それぞれの発表後の質問時間でお互いの大学キャンパスや学食の感想を伝え合い、和やかな雰囲気へと変わっていきました。
また、今後どのようにスペイン語と関わりたいかというグアダラハラ大学岸教授の問いかけには、「スペイン語圏の人とキャリアで関わりたい。」「スペイン語検定の授業も履修している。」など、前向きな意欲を伝えていました。

学生たちの成長と達成感

プレゼンテーションを終えた学生たちは、これまでの授業を振り返り、「覚える文法も多く、プレゼンテーションをすることに不安もあったが、毎週自分自身の成長を感じられた。」「文章を作成するのが大変だったが、話せている実感を得られた。グアダラハラ大学の学生も日本語を頑張っているのでよい刺激を受けた。」と満足感をにじませていました。
最後には、菱山講師が学生たちの前期授業を通しての頑張りを労い、授業は終了しました。

菱山講師からの講評と感謝の言葉

菱山講師からは、「このCOIL活動は、外国語を用いながら異文化理解と他者との協働を促進する学びの場として、非常に意義深いものです。参加した学生たちが、このセッションを通じて外国語学習への意欲をさらに高め、グローバル社会に貢献できる市民になるという夢に向かって努力を続ける原動力を得たことを、私たちは大変うれしく思います。」との講評があり、またオンライン共同セッションという初の試みの意図と感謝の気持ちを以下のように伝えてくれました。

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成蹊大学のスペイン語履修学生とグアダラハラ大学の日本語履修学生との間でCOILセッションを実施するという取り組みは、外国語に関心を持つ両大学の学生同士の学術交流を促進することを目的として企画されました。また、本活動は、成蹊大学とグアダラハラ大学との間で締結された大学間学術交流協定への学生の積極的な参加を促すことも目的としていました。
本イベントの企画および実施にあたっては、グアダラハラ大学太平洋地域研究科日本研究センター長である岸大介教授に、準備段階からオンラインセッションの実施に至るまで多大なるご協力をいただきました。
この場を借りて、岸教授、そして本COILセッションにご参加いただいた学生のシンティア・アロンソさんとリゼット・パヤレスさんに心より感謝申し上げます。