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日本文化政策学会年次研究大会で文学部 芸術文化行政コースの学生がポスター発表を行いました

2022年05月09日

教育・研究

2022年3月20日(日)、21日(月)に成蹊大学で行われた日本文化政策学会 第15回年次研究大会で、文学部 芸術文化行政コースの学生がコースの取り組みについてポスター発表を行いました。

芸術文化行政コースについて詳しくはこちら

ポスター発表では、まず芸術文化行政コースの代表的な授業である「制作実習A・B・C・D」、「制作実習E・F」が紹介されました。「制作実習A・B・C・D」では、芸術文化に関わる企画の立案・運営を実地で学び、「制作実習E・F」では、創造発信された芸術文化が観客に届けられるまでのプロセスを知り、どのような役割を果たせるのかを学ぶ、という一連の学びが示されました。また、今回制作に協力していただくダンサー 大西健太郎氏、特定非営利活動法人ペピータ様の紹介がありました。

なお、「制作実習A・B」の様子は本学サイト Hilightsで詳しくレポートしています。

レポート第1弾はこちら

レポート第2弾はこちら

続いて、「制作実習A・B」で行われるアートプロジェクトの詳細が発表されました。
プロジェクト名は『マノ・マノ・ムーチョ!』。スペイン語で直訳すると「手、手、いっぱい!」という意味があるそうです。今回のプロジェクトは、言葉を用いずに「手」の動きや表情を通して踊りの掛け合いをする「手の会話」をもとに展開するダンスパフォーマンス活動であることから、この名前になりました。

プロジェクトは特定非営利活動法人ペピータ様が行っている日中一時支援事業「ペピータくらぶ」の利用者およびその関係者やご家族、地域の方々と成蹊大学文学部芸術文化行政コース所属学生が交流し、共に創作の過程を楽しむこと、アートを通じた他者との新たなコミュニケーションの方法を模索することを目的としていて、成果物としてワークショップ、公演が予定されています。企画目標は参加者それぞれがアートへの関心を向上させるきっかけを生み出すだけでなく、他者とのコミュニケーションの手段や機会を増やす一助とする等の効果を期待することです。約1年半をかけて挑むこのプロジェクトをどのように終えるのか、注目が高まります。

最後に、企画全体の設計図であるロジックモデルが発表されました。芸術文化行政コースでの取り組みが学生を含めた多様なステークホルダーにどのような変化や効果をもたらすのか、短期・中期・長期の3つの期間の視点でまとめられたものです。

芸術文化行政コースに所属している文学部現代社会学科 川﨑祐佳さんは、「国内外問わず文化政策に関わる方が多く参加される中でのポスター発表は非常に貴重な経験となりました。先生方のお力添えを頂きながら6月に行われるプロジェクトの成功に向けてコース生一同、試行錯誤を重ねながら活動に取り組んでいきたいと思います。芸術文化行政コースを通じて、様々な人と共生できる社会の可能性を見つけることができれば幸いです」と語ります。

また、担当教員である槇原 彩客員講師は「今回、学生たちは自分達のアートプロジェクトで起こっているさまざまな出来事を『言葉』という表現手法で描き出し、『言語化』して他者へ伝えました。多種多様なステークホルダーが介在するアートプロジェクトでは、ふとした瞬間の一瞬の振る舞いが大きな意味を伴うことがあります。その一瞬を彼らがつかまえて、『言葉』で他者へ共有することによって、『マノ・マノ・ムーチョ!』というアートプロジェクトの輪郭が徐々にあらわれてきたように思います。『マノ・マノ・ムーチョ!』だけでなく、『芸術文化行政コース』自体が、まだまだ小さな種の状態です。武蔵野市という土壌に植えさせていただき、学生と共に水を与えていますが、NPO法人ペピータ様をはじめ市民の皆様や武蔵野市行政、そして大西さんなどのアーティスト、本プロジェクトを楽しんでくださる皆様のあたたかなお力添えなしには芽吹き成長しないと、日々感じています」と語りました。

今回のポスター発表は芸術文化行政コースの取り組みを多くの方に知ってもらう良い場になったようです。続報にぜひご期待ください。