7月6日に経済学部 経済数理学科と現代経済学科の「基礎ゼミナール」の13クラス(237名)で合同ポスターセッションが行われました。
「基礎ゼミナール」は、大学での学びに必要な基本的な方法を演習形式で学ぶ、経済学部1年次の必修科目です。担当教員が提示するテーマや課題図書・資料に対して学生自らが問題意識を高めて課題を発見して情報収集をし、さらに検討を重ね、テーマの要約をするとともに、自らの意見を発表します。
2022年に有志の4クラスからスタートしたこの取り組みも、今年で5年目を迎えます。今回、経済学部の13クラスが参加、過去最高の発表者数となる賑やかな開催となりました。このポスターセッションでは、2~5名のグループが13分のセッションを計5回実施。学生たちがセッションごとにそれぞれ発表者と聴講者に分かれて行われました。
普段はそれぞれのゼミ単位で活動している1年生ですが、この日はゼミの枠を超えて学部で一堂に会する大規模な企画となりました。会場では、趣向を凝らしたポスターを前に、各グループが熱心に説明を行う姿や、他ゼミの発表に熱心に耳を傾け質問を投げかける姿が見られました。初対面の学生同士でも活発な意見交換が行われ、経済学部全体としての貴重な「横のつながり」が生まれる契機となりました。
発表のテーマは、「Want Want Happy ~最善の融資とは~」「GASO☆LINE 〜財布は軽く、問題は重く〜」などインパクトのあるもの、「現代社会は「石油」の手のひらから抜け出せるのか?」、「クマを殺すなは正義か? ~被害を増やさないために~」など昨今の社会状況に視点を持ったもの、また、「コンパクトシティ成功のカギ」「教科書では教えない市場メカニズム」など様々。中には「成蹊教育の強みとは?」なんていうタイトルもありました。
すべて現代社会で発生する問題にかかわるものであり、今後経済学を幅広く学んでいくために必要な視座を培うものでした。
経済学部長大野教授は、今年度の発表について次のような感想をいただきました。
「例年に比べて、より学術的で深いテーマに挑んでいるグループが多い印象を受けました。学生たちは自分たちの研究内容をしっかりと理解して臨んでいましたが、いざ本番で何も見ずに伝えることの難しさも実感していたようです。こうした高度なプレゼンテーションスキルは、3年生頃に向けて徐々に身につけていってほしいステップです。」
入学から数ヶ月を経て、本格的な学術研究の入り口に立った1年生たち。今回のポスターセッションでの気づきや他者との交流を糧に、専門的な学びへとさらに一歩を踏み出すことが期待されます。
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