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経済学部・経営学部の「社会理解実践講義」の授業で 本学卒業生によるパネルディスカッションが行われました

2026年08月27日

教育・研究

7月22日に、経済学部・経営学部の「社会理解実践講義(OB・OGが語るビジネス最前線) 」において、本学の卒業生である 平竹雅人氏、菅原直洋氏、石原瑠衣子氏をお招きし、パネルディスカッションを実施しました。

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20260724_1.JPG(左から石原さん、菅原さん、平竹さん)

この授業では、現在社会で実務家として活躍中である卒業生が講師となり、社会人として生き抜いてきた経験談を交えながら、社会経済の実情と、履修者である学生それぞれの10年後、20年後に予想される社会人像を描いていく授業です。

今回第14回の授業では「社会の最前線で活躍するOB・OB達から学ぶ、20代の生き方働き方」と題して、学生時代のエピソードや社会人になって感じたこと等をテーマにパネルディスカッションが行われました。

ファシリテーターは本講座の創設に携わり、第1回のパネルディカッションよりご尽力いただいている廣野研一氏が務められました。

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パネルディスカッションは「学生時代だから出来た印象に残るエピソード」「社会人になって感じた学生との違い」「仕事を通して感じるやりがい」の3つのテーマで進行しました。

米国のビジネスメディア『Forbs JAPAN』を発行する会社でビジネス部門の統括をしている石原瑠衣子氏は「学生時代だから出来た印象に残るエピソード」で、成蹊高校在校時にオーストラリアへ長期留学をした経験をふまえつつ、「大学在学時は平々凡々な学生で学内では政治思想史のゼミくらいしかきちんと所属していたものがなかったが、旅に出たり、読書、音楽、アートなど...、多様な価値観をインストールしたことが、今仕事する上でも役立っている。時間の融通が効く学生時代だからこそ、"立ち止まって考える"方法を学び、"自分の琴線に触れることは何か"を探索できる。世の中が多面的であることを理解し、自分の中の価値観の基盤を養ってほしい。」と語られました。

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続く「社会人になって感じた学生との違い」のテーマの中では、大学在学中にユニット「I WiSH」としてメジャーデビューをし、テレビ番組「あいのり」主題歌としてミリオンヒットを記録した「明日への扉」等数多の曲を生み出している音楽家・作曲家の菅原直洋(nao)さんが、制作当時の話や、現在で言うスタートアップの走りとなった在学時の起業の話などを織り交ぜつつ「10代のころは"自分がいいと思ったものを作る"という趣味の延長のような部分があったが、メジャーデビューを経て、社会に向けての責任感のような意識が芽生えるようになった。」と語られました。

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最後の「仕事を通して感じるやりがい」では、世界銀行や首相官邸内閣官房国家戦略室での実務経験を経て、現在は福島県会津若松市に家族で移住し持続的な地域の暮らしを支える仕組み作りに貢献されている平竹雅人氏から、「人口減少社会に向かう日本は、経済、社会、文化に至るまで人口拡大局面とは全く異なる状況になる。例えば、高齢化による農作物の作り手の減少による食生活の危機や、地方を支える自治体の厳しい財政状況。地域社会の中で、一人ひとりが自分に何ができるかを考え、行動に繋げていくことが必要。今のみなさんの時代でラッキーなのはAIがあること。『AIという道具を徹底的に使いこなし』ながら、AIには出来ない役割を果たすこと。具体的には『現地に行って、五感で感じること』、『一次情報で、判断する力を養うこと』、『一流の人、モノ、文化に触れて感性・知性を高めていくこと』が重要。地方やいろんな場所に行って、現場で課題をみつけ、その答えを考え、行動してみよう。」と心に響くメッセージをいただきました。

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続く質疑応答では、学生から「ずっと継続して音楽作品を作り続ける秘訣は?」「会津若松市への移住でご家族や周りの方の反応は?」といった質問が上がり、各分野の最前線で働いているパネリストたちの率直な声を聞くことができる場面となりました。

最後に、ファシリテーターの廣野研一氏から、「みなさんはこれからも続く学生時代に、今日の話にも出ていた様々な"体験"をしてみてほしい。"出会いは宝"であり、さまざまな大人たちに出会い、一流のものに触れ、価値観を育てていってほしい。」と学生たちにエールが贈られました。

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■パネラー紹介

平竹雅人氏(1994年 経済学部卒
【経歴】
三菱商事(株)デジタルイノベーションセンター長
一般財団法人竹田健康財団理事、米国アイゼンハワーフェロー。東京大学EMP修了。
三菱商事入社後、エネルギートレーディングにはじまり、風力、バイオマス、燃料電池・水素等の事業投資など、環境・ エネルギー分野を経験。台北、上海、ワシントンDC、デュッセルドルフに駐在。世界銀行上級執行管理官として、カーボンファイナンスビジネスを担当。その後日本では、首相官邸 内閣官房国家戦略室 総理補佐として環境・エネルギー/外交・安全保障政策に携わった。
現在は、福島県会津若松市に家族で移住。自立分散型共助社会をテーマに、デジタル技術やデータを使い、持続的に地域の暮らしを支える仕組み作りに挑戦中。具体的には、LV4自動運転実証、AIオンデマンドバスなどモビリティ事業はじめ、ヘルスケア、観光、教育領域などでの社会システム革新事業化モデルを推進中。(2022年成蹊学園広報誌『SEIKEIJIN』104号に出演)
菅原直洋(nao)氏(2003年 経済学部卒
【経歴】
株式会社ピースボイスエンターテイメント代表取締役。
5歳でピアノを始め、幼い頃からオリジナル楽曲を制作。17歳で全国作曲コンテストのグランプリを受賞し、音楽の道を志す。2003年、成蹊大学経済学部在学中にユニット「I WiSH」としてメジャーデビュー。デビュー曲「明日への扉」がテレビ番組「あいのり」の主題歌に抜擢され、ミリオンセラーとなる。2004年、ゴールドディスク新人賞と楽曲賞をダブル受賞。アーティスト活動と並行して、作詞・作曲・編曲・音楽プロデュースを手掛け、数々のヒット作品を創出。ディズニーアニメ『ボルト』や劇場版『ONE PIECE』のエンディングテーマ、ロッテ『モナ王』CMなど、幅広い分野で音楽制作を続ける。
2025年には、世界最高峰の音楽賞であるグラミー賞のVoting Member(投票会員)に選出。現在は、日本と海外をつなぐ音楽プロデュースやアーティスト育成、IP開発、日本文化とのコラボレーションなど、新たな価値を生み出すプロデュースに取り組んでいる。
石原瑠衣子氏(2013年 法学部卒)
【経歴】
株式会社リンクタイズ 執行役員。
成蹊高校在校時にオーストラリアへの1年間の長期留学を経て、成蹊大学法学部に入学。
2013年成蹊大学法学部卒業。同年、日本出版貿易に入社。
2014年に株式会社リンクタイズ入社。米国ビジネスメディアの『Forbes JAPAN』を発行するビジネスデザイン部で、雑誌・Web・イベント・ビジネス開発など数多くの事業に従事。
2023年に同社の執行役員兼ビジネスデザイン部ビジネスデザイングループ長に就任。2025年に株式会社TPO取締役兼務、2026年に株式会社シムサムメディア取締役兼務。

■ファシリテーター紹介

廣野研一氏(1983年 経済学部卒
【経歴】
UTC株式会社代表取締役CEO。樹林AI株式会社執行パートナー。大丸有エリアマネジメント協会シニアアドバイザー
前三菱地所(株)理事、 前OCA TOKYO館長兼GM
成蹊高校、成蹊大学経済学部経済学科を卒業後、1983年に三菱地所(株)に入社。2001年より、大丸有まちづくり協議会事務局長やNPO大丸有エリアマネジメント協会理事を兼務し、2008年に三菱地所(株)街ブランド企画部部長に就任し、ソフト事業推進室長としても兼務。2011年、三菱地所(株)大阪支店副支店長に就任し、その翌年から一般社団法人グランフロント大阪TMO事務局長を兼務。2017年、(株)東京国際フォーラムの取締役、東京ビックサイトの監査役を担う。
2020年から三菱地所(株)プロジェクト開発部の理事に就任。OCA TOKYO館長兼総支配人、NPO大丸有エリアマネジメント協会シニアアドバイザーとしても活躍。そのほか、京都大学経営管理大学院官民連携まちづくり研究委員や、成蹊大学非常勤講師などとして、まちづくりや後進育成に貢献。
約35年間、東京・丸の内、大阪・グランフロント大阪といった大都市のまちづくり、公民連携のエリアマネジメントに携わってきた。まちづくりとは「ヒト・モノ・コトの感動的な出会いの場づくり」であり、今年3月末まではその具体的な場となる「人生を鮮烈に謳歌する」ことを目的にしたプライベートクラブの責任者として携わっていた。今年4月より、「出会いは宝」であり、セレンディピティを実現するUTC株式会社を設立したり、AIエージェントの企業の執行役パートナーとして活動を始めている。

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