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2024年度文学部国際文化学科の卒業論文報告会が行われました

2025年02月07日

PICK UP!

1月29日(水)、2024年度文学部国際文化学科 卒業論文報告会が行われました。昨年度から始まった卒業論文報告会。今回で2回目の開催です。各ゼミから1名の4年生が、自身の研究成果を発表しました。(※)

今回の報告会は、会場に来られない学生のためにオンライン会議ツール(Zoom)を利用してハイブリッド形式で行われました。4年生に加えて、将来のゼミでの学びや卒業論文執筆に備え、3年生以下の学生も報告会に招かれました。

2024年度卒業論文報告会 発表テーマ

日本におけるフラ文化の形成

有富ゼミ

日本におけるコーヒーの文化触変

川村ゼミ

なぜ帰化する/しないのか ―オーラルヒストリーから分かること―

佐々木ゼミ

感情史から見る特攻 ―戦争のための愛国心―

竹内ゼミ

メディアから見るアール・ヌーヴォーの普及と展開 ―英米日のポスター・定期刊行物―

寺本ゼミ

表情豊かな世界 ―手や顔で語る手話とろう文化―

中野ゼミ

一般市民の参加が加速する情報戦 ―ロシア・ウクライナ戦争の観点から―

墓田ゼミ

香淳皇后と戦後の巡幸 ―服装に込められた意味に着目して―

樋口ゼミ

アメリカにおける「経済的徴兵制」

細谷ゼミ

多様な立場から「川越まつり」の継承文化を分析する

嶺崎ゼミ

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学生たちからは秀逸な研究成果が報告されました。テーマに対し仮説を立て、様々な文献を熟読し、さらには現地でのヒアリング調査を実施するなど、いずれも本格的な研究成果でした。発表したテーマは食や芸術、戦争など多岐にわたりましたが、共通していたのは「国際」と「文化」です。異文化間との比較、過去との比較を通して、「文化間の架け橋」となるための力が身についた様子でした。

教員からのアドバイスについて言及した学生もいました。ある学生は、2年次のゼミで設定したテーマを継続して卒業論文を執筆したとのことです。こうしたエピソードにも「ゼミの成蹊」の特色がうかがえるでしょう。

学生たちの発表後、竹内敬子教授から「どの論文も力作ぞろいで感銘を受けた」「論文を執筆した経験に自信を持ち、社会に出て活躍してほしい」との総括があり、報告会は終了しました。


※当日は欠席により9名の発表。

卒業論文について

文学部では卒業論文の執筆が必須となっています。学生と教員の距離が近いことも成蹊大学、とりわけ文学部の特徴です。3~4年次は原則として同じ教員の指導を受け、大学での学びの集大成である卒業論文の執筆をじっくりと進めていきます。